オリエンタルランドの労働問題 - 賃金格差に注目して

| コメント(13)

以前からオリエンタルランドにおける労働について、きちんと考え、文書化してみたいと思ってたものの、なかなか時間が取れず放置してました。
が、書きました。
論文調で長いし、難しい内容かもしれないけど、ぜひ読んで欲しいです。そして、意見を述べて欲しいです(コメント欄)。

続編として、イクスピアリが行っていた求人についても記事を書いてあります。 よかったらあわせてどうぞ!

 

 

オリエンタルランドといえば、営業内容からして一見労働法違反など行わずに経営活動を行なっているように思える。世の中で流行語のように広まっているブラック企業などという言葉とは無関係のような、綺麗なイメージを持つ人も多いのではないだろうか。しかし、そんなイメージとは違い、実際は様々な労働問題を持つ企業である。

 まずはメディアによって明るみに出されている労働問題を2つ取り上げる。まずは2000年8月20日の朝日新聞朝刊に掲載された「1600人が年金加入漏れ 東京ディズニーランドのバイト」という問題。これは、本来は社会保険(厚生年金と健康保険)に加入させなければいけないアルバイトを、社会保険に加入させていなかった問題である。アルバイト、つまり非正規雇用であっても一定の要件を満たせば、社会保険に加入させなければいけないことは法令で義務付けられていることで、社会保険事務所からの加入漏れの指摘で発覚した。

 次は、偽装請負である。社会保険の加入漏れはミスによる無意識の違反だと考える余地があるとしても、偽装請負は明らかに故意による違反だと考えられる。これは、週刊東洋経済の雇用破壊という特集記事における偽装請負のページで取り上げられたものである。以下、全文を引用する。

パレードの華も「請負」から「雇用」へ

 年末のクリスマスイベント、カウントダウンパレードとも大にぎわいで、他のパークを尻目に、独り勝ち状態が続く"夢の国"東京ディズニーランド(TDL)。

 TDLの魅力は何といってもその壮大なパレード。だが、それを彩るダンサーたちが皆、労働法が適用されず、社会保険も全額自己負担の「個人請負」であることは知られていない。TDLのダンサーは硬いアスファルトの道路の上でジャンプ、回転などひざに負担の大きい動作を繰り返す。夜間パレードでは姿が光るようにバッテリーを背中に背負い、電飾が仕込まれた道具を持って踊る。コスチュームによっては重さ10キログラムを超える。

 クラシック、モダンダンスを学んだ山本伸一さん(仮名、39)は、運営会社のオリエンタルランドと業務請負契約を結んだ。ダンサーとして活躍していたが、両ひざの違和感と痛みが悪化して両膝蓋靭帯炎症を発症。1年の契約期間が切れ"解雇"された。手術も行ったが今でも両ひざ痛が続き、走れず回転もできないためダンスの仕事は断念した。

 オリエンタルランドは「ダンサーとは業務請負契約であり、雇用契約を締結しているわけではない」と主張したが、勤務実態から「労働者性」が認められ業務上と労災認定された。同社は今年4月から、800人の出演者の9割を請負契約から雇用契約へと転換していく(東洋経済新報社、2007、57ページ)。

 要するに、本来は雇用契約を結び、雇用者として働かせることが必要な働かせ方であるのに、雇用せずに請負として働かせていたということである。偽装請負は、社会問題として大きく取り上げられた問題であるし、国際労働機関(ILO)も偽装雇用として撤廃に努めている。そんな労働問題を、オリエンタルランドも堂々と行なっていたのである。

 メディアに取り上げられたこの2つの労働問題は、すでに改善された問題であるが、他にも依然として大きな労働問題が存在する。正規・非正規雇用間での格差である。オリエンタルランドの非正規雇用活用は、アルバイトの活用といえば聞こえは良いが、悪く言えば雇用格差の拡大促進である。
 
 オリエンタルランドの公式Webサイトによると、2011年3月末現在で正社員2219人に対し、非正規雇用者は18799人(契約社員774人、アルバイト18025人)いる。その正社員の平均年収は2009年度で818万円(東洋経済新報社、2010)となっている。一方で非正規雇用はというと、契約社員は年収252万円※1、アルバイトは年収208万円※2と推定出来る。この推定を元にすると、契約社員は正社員の約30%、アルバイトは約25%の給与しか受け取っていないことになる。ただ、もちろんこの非正規雇用の年収には残業代は考慮していないため、実際にはもう少し高い金額を受け取っているかもしれないが、それを考慮しても相当な格差があることが分かる。正規・非正規雇用間での賃金格差については、従事する仕事の差や責任の差、勤務日時の柔軟性などにより説明がつくとの論もある。しかし、仕事・責任の差は異なるとしても、勤務日時の柔軟性についてはどうだろうか。

 勤務日時の柔軟性は、就業形態として非正規雇用を選択する最も大きな理由である(厚生労働省、2008)。勤務日時の柔軟性を求め、多少の賃金差には目をつぶって非正規雇用を選ぶことはよくあることであろう。しかし、OLCの非正規雇用については、勤務日時の柔軟性は存在し得ないのではないだろうか。再びOLC採用ページを見る。ここに、よくある質問として、勤務に入る曜日、時間帯は、入社後に変更できますか?という項目がある。この項目への答えはこうである。「勤務する曜日、時間帯は、原則的に入社後の変更はできません。万一、入社後に個人的な事情で勤務する曜日、時間帯を変更する必要が発生した場合は、配属先の上司にご相談ください。 ※必ずしもご希望に沿えるとは限りませんので、ご了承ください」。また、急に休まなくてはいけなくなったら、どうすればいいですか?という項目には、「勤務当日に、病気などで急に勤務ができなくなってしまった場合は、必ず勤務開始前に配属部署に連絡をしていただきます。また、勤務スケジュールの発表前であれば、休み希望日と理由を担当者に申告していただきます。勤務スケジュールの発表後、個人的な事情でお休みを希望する場合は、まずは配属部署の上司に相談していただき、代わりに勤務に入るキャストを探して勤務の日時を入れ替える「シフトチェンジ制度」を利用して、お休みをとることは可能です。 ※ただし、勤務スケジュール発表前後にかかわらず、必ずしもご希望に添えるとは限りません」との答えである。これらから察するに、勤務日時の柔軟性は正社員とほぼ変わらないと言えるだろう。

 では、アルバイト・正社員で4倍にもなる賃金格差は、仕事・責任の差ということになるのだろうか。確かに、アルバイトは中核的な業務にはほとんど就いていないであろう。しかし、仕事の責任という面では、例えばアトラクション勤務時に安全確認を怠り、事故が起きた場合には、アルバイトであろうと刑事責任を追求される可能性は皆無ではないだろう。その責任は、仮に死亡者を出してしまった場合であれば、正社員が行う紙ベースの仕事のミスとは比較にはならない程度のレベルになることは容易に考えられる。そうすると、賃金格差は仕事の差に終始するのであろうか。残念ながら、仕事の差を賃金の金額の差に比較することは容易ではないため、ここでは論じない。しかし、少なくとも言えることは、現場で働くアルバイトの仕事は、本社で働く正社員の4分の1の価値しかない仕事だと考えられていると受け止められることは事実であろう。

 しかしながら、この賃金格差に対して、魔法を作る仕事だから、ディズニーに関わる仕事が出来るのだから、楽しい仕事だから、といった理由で、賃金格差を容易に受け入れる考え方も非正規雇用者の間で存在するかもしれない。だが考えてみて欲しい。崩壊しているとも言われる終身雇用だが、大企業であり、正社員の資格として大学卒業が求められるオリエンタルランドならば、一般的な統計上は男性正規雇用で6割は終身雇用が適用されるはずである(濱秋・堀・前田・村田、2011)。しかし、非正規雇用には6割はおろか、一般的に終身雇用は適用されないのである。非正規雇用であれば昇給にも限度があるだろう。アルバイトから契約社員へ、契約社員から正社員へ、という登用も制度としては存在しても、希望する万人に適用されるということは考えにくい。若いうちはアルバイトで...と考えても、いざアルバイトから抜けて正社員になろうと思っても、なかなか難しいのが現実であろう。そこで現実に気づいても、オリエンタルランドは何も救いの手は差し出してくれないのではないだろうか(時給1000円という救いの手なら出してくれるだろうが)。確かに、オリエンタルランドでのアルバイトは楽しいのかもしれない。しかし、このように賃金格差を考え、将来の生活を考え、それでもオリエンタルランドで働く非正規雇用者は、迷わずに今の仕事が望ましいと考えることは出来るのだろうか。
 この賃金格差は、直ちにパートタイム労働法など、労働法違反とはならないであろう。しかし、法令を守るだけではなく、社会問題に積極的に取り組むことが企業市民として求められる時代である。果たして、我々(オリエンタルランドで働く者でなくても)は4倍に達する賃金格差を労働問題と言わずに放置することは出来るのだろうか。確かに、1万を超える雇用を生み出していることは評価出来る。だが、創出した雇用者数を重視するだけで、その労働の質は重視しなくても良いということはない。最初に示した報道された2つの労働問題への姿勢や、株主総会での回答※3のように、自ら労働問題を解決しようとする姿勢はおそらくないのであろう。だとすれば、オリエンタルランドで働く非正規雇用者(内側)から、そしてオリエンタルランドに利益をもたらすゲスト(外側)から、意見を表すことが重要になるのではないだろうか。


注釈
1.OLC採用ページに掲載の月収18万円×12ヶ月+賞与(年間合計2ヶ月)により算出。
2.OLC採用ページに掲載の時給一覧から、最も一般的と考えられる時給1000円に週40時間(1日8時間、週5日)勤務、年間52週として、フルタイムで働くアルバイトとして算出。この他に若干の着替え手当等の存在を考慮出来るが、採用ページ上には1日5時間?7時間30分勤務と記載されており、1日8時間で計算した金額との差を考えると、ほぼこの金額に収まると想定する。
3.当ブログに掲載しているように、第48期 オリエンタルランド株主総会において、非正規雇用であるキャストに対する待遇を改善するべきではないかとの株主の質問に対して、役割を分けてそれぞれに最適な雇用形態を用意している。世間では社員化が進んでいるが、当社ではこの制度が誰にとっても一番だと考えている。と答えたことは、オリエンタルランドの人事方針をよく表しているのではないか。


参考文献
厚生労働省 (2008)『平成19年就業形態の多様化に関する総合実態調査』。
東洋経済新報社 (2007)「パレードの華も「請負」から「雇用」へ」『週刊東洋経済』第6059号。
東洋経済新報社 (2010)『CSR企業総覧 2011年版』。
濱秋 純哉・堀 雅博・前田 佐恵子・村田 啓子 (2011) 「低成長と日本的雇用慣行 - 年功賃金と終身雇用の補完性を巡って」 『日本労働研究雑誌』 第611号, 26?37ページ。

コメント(13)

結局何が言いたいかがちょっとわかりにくいです。
(えらそうなこと言ってすみません)

アルバイトの給料で満足できなければ、正社員採用試験を受ければいいのではと思います。

やはりアルバイトと正社員では、責任も仕事も変わってくるので給料の違いはでてくるのはしょうが無いのは?

実際に社員の仕事はハードで、毎日深夜まで就業……など多いそうですし。


私は、これはないかなと感じたのは正社員登用制度です。アルバイトからはじめて、正社員までに上り詰める人はすくない(らしい)ので、と要制度で希望をもたせるのは酷かなと思います。

1年間ほど、アルバイトと働いていましたが、同じエリアで正社員目指している人はいなかったです(これは、たまたまかもしれません)。

ディズニーだけじゃ食べていけないので他のアルバイトと掛け持ちたり、生活する目的で仕事する人は、ディズニーやめて他の仕事についた方もいました。

アルバイトとしてディズニーでずっと働く人は、結局「ディズニーが好き」という気持ちが強いのだと思います。だから、給料格差も気にしつつ、そこまで大きな問題にしていない……のではないでしょうか?
また、給料で不満を持ってやめていった人が多くても、「ディズニーで働きたい」という人が多いという点も関係しているかと思います。

※あくまで私の考察す。

>匿名さん

コメントありがとうございます。
確かに、ちょっと何を問題とするかの要点が分かりにくい書き方でした。
OLCというのは、実は労働問題を多く抱えている会社で、その中でも賃金格差は大きな社会問題ともなる労働問題であり解決が必要だということが仮説になります。
この点はまた時間を見つけて追記していきたいと思います。

以下、コメント頂いた意見に対する回答をさせてください。

>アルバイトの給料で満足できなければ、正社員採用試験を受ければいいのではと思います。
コメントにもお書き頂いたように、正社員登用のように狭き門であり、給料に満足出来ないからといって正社員採用試験を受けることで解決することが容易に出来るとは思えません。
なので、アルバイトで給料に満足出来ないとしても、不満を抱えたまま働くか、辞めるかの二択にならざるを得ないものだと思います。

>やはりアルバイトと正社員では、責任も仕事も変わってくるので給料の違いはでてくるのはしょうが無いのは?
>実際に社員の仕事はハードで、毎日深夜まで就業……など多いそうですし。
文中に書いているように、そこまで責任が大きいとも言えないと思います。
万が一、人命に関わることが起きても、責任を問われるのは現場の人間と役員で、社員は責任を問われない気がします。
また、深夜まで就業についても、アルバイトでも深夜勤務があることから、正社員との違いとは言いづらいと考えます。

>アルバイトとしてディズニーでずっと働く人は、結局「ディズニーが好き」という気持ちが強いのだと思います。だから、給料格差も気にしつつ、そこまで大きな問題にしていない……のではないでしょうか?
>また、給料で不満を持ってやめていった人が多くても、「ディズニーで働きたい」という人が多いという点も関係しているかと思います。
文中で触れたように、そのような動機で働くことは有意義でしょうし、そのような動機を持って働ける仕雇用を生み出していることは良いことだと思います。
ですが、使用者側の視点で、それを理由に雇用格差を拡大しても良いという訳にはいかないように思います。
また、アルバイト側の視点でも、文中に述べたように、楽しいから、好きな仕事だから、低賃金でも良いという考え方は、盲目的であり、客観的にみると問題のあることだと思います。

 

せっかく頂いたコメントなので、注力して回答しました。
また良かったらコメント頂ければ幸いです。

キャストをしていたことがあります。

この問題、まともに社会との接点を持って働いていたキャストはみんな同じことを思い、オリエンタルランドに対して疑問を抱き、結局は辞めていきました。わたしもその一人です。

「準社員だからあなたたちもアルバイトじゃなく、社員なのよ」という名目で社員同様の仕事をさせられますし、おっしゃるように社員途用はまったくと言っていいほどありません。昇級はあっても昇給はない(10年働いて40円上がるなどないに等しい)など、ディズニーが好きだからという理由で夢を持って働いているキャストの気持ちを利用しているのでは?とさえ感じました。

また、そういう理由で失望したキャストが辞めていっても、ディズニーで働きたいという人はいくらでもいますから、オリエンタルランド側は気にもとめないのではないかと思います。

ディズニーが好き、というだけでその現状を受け入れてしまうキャスト達にも問題があるとは思いますが、50代でキャストをやっている人や、大企業を辞めてまでぎゃあぎゃあになる人、職場内で結婚をして、子供ができてもキャストを続ける人などを見ると、やはりオリエンタルランド側が雇用形態の改善をしないことには、フリーターの増加は止まらないだろうと心配になります。

さらにキャストの中には年間パスポートを持っていて休日もディズニーで過ごす人も少なくないなど、外の世界を知らないというか、パークの中で世界が完結してしまっていて、現状に疑問を持たない人も多いように思います。
またそれがオリエンタルランドには好都合なのでしょうが。

捕捉ですが、ロケーションにもよりますが、たいていは残業は発生しなくても、解消という、雇用時間の削減は発生します。

閑散期などはキャストの人数がそんなに必要ありませんので、人件費削減のために7時間シフトが入っていたところを5時間で帰らされてしまうのです。

なので1月や2月のキャストの給料は、普段に増して悲惨なものになります。


こういった問題提起は非常に有意義なものだと思います。ぜひ、本にしていただきたいです。

>tarakolips23さん

コメントありがとうございます。

>ディズニーが好きだからという理由で夢を持って働いているキャストの気持ちを利用しているのでは?とさえ感じました。
単純に企業経営として考えるのであれば、コストは最低限にすべきです。
ですので、オリエンタルランドの人事施策は、働く動機を最大限に活用し、かつ、人件費を最小限に抑えていると考えると、非常に優れた手法だとも思います。

>外の世界を知らないというか、パークの中で世界が完結してしまっていて、現状に疑問を持たない人も多いように思います。
>またそれがオリエンタルランドには好都合なのでしょうが。
ともお書きいただいているのも正しいと思います。

ただ、そのような施策が、フリーターやワーキングプアといった貧困問題(餓死するようなものだけが貧困問題ではありません)の原因となっていることも明らかで、そうした社会問題を起こしていることを問題視していないことは非常に問題あることだと思います。

>なので1月や2月のキャストの給料は、普段に増して悲惨なものになります。
解消については知っていましたが、実際どのくらい賃金が下がってしまうのかも気になります。
一人で生計を立てられないほどまで下がるのであれば、これもまた問題視すべき点になると思います。

社員をしていました。
現在は転職してしまいましたが、以前はエンターテイメント部門に属していました。

基本的にオリエンタルランドの方針は、使い物にならないと判断したら直ぐにすげ替える。契約満了で円満退職するのであって、解雇する訳ではない。というものです。
契約をしたのは本人なのだから、契約更新されなくとも文句は言うな。君ら程度の人間ははいて捨てる程いる。

長年彼処で勤務しているといざ外の世界に出た時、彼処がいかに素晴らしく、自分が輝ける場所であるかを再認識し、再就職してしまう人間が少なからず居る様です。
そんな非正社員を一部の正社員はディズニートと呼んで嘲笑っています。
閑散期に彼らが手にする給与ではとても独り暮しは出来ず、家族に養ってもらう必要があるからです。勿論、掛け持ち等をされて生計を建てている方もいますが。

雇用する側にも大きな問題はありますが、雇用される側にも問題は有ると言えるでしょう。
しっかりと自身の今後を見据えて、就業する企業を選ぶべきです。

> todayさん
コメント返しが遅くなり申し訳ないです。

契約満了による退職は法的にも問題ないことである以上、公にその責任を問うことは非常に難しいことです。
ただ、期間の定めのある契約を何度も繰り返した場合は違反になる場合もありますが、OLCの場合はそれなのでしょうか?
短期契約のくり返しで、いうことを聞かないなら次の更新はないからと脅せる手段があることは、雇用主にとってはかなり有利になると思います。

確かに、外に出てもまた元に戻りたくなるような魅力的な職場はいいですが、やはりそれだけではどうなのでしょうか。
OLCは雇用の量はもちろん、魅力的な仕事という面での質も良いのでしょうが、生活の糧を得る仕事としての質はやはりひどいものがあるのでしょう。

もちろん、書かれているように、雇われる側に問題があることも重視すべき点ですね。
魅力的な職場に雇われるだけが素晴らしいことではないし、そのような職場に従順になるのではなく抵抗する必要もあるし、抵抗しようとする人間を妨げるような人間になってはいけないということも強調する必要があると思います。

また何かありましたらコメント頂けると嬉しいです。

現在、介護施設で責任者をしています。
社長から「オリエンタルランドのようなサービスを目指してください。関連書籍も多数出版されているので参考に読んで下さい」と、お話がありました。
私は、ディズニーというものに正直あまり興味がありません。ですので、TDLには15年ほど前に1度行ったきりです。
以前、オリエンタルランドで働いていた方とお話をする機会があり、伺ったところによると、決して良い印象には思えませんでした。
しかし、今回、社長からの指示があったため、まずは関連書籍をネットで探そうと検索したところ、こちらのブログに辿り着きました。
確かに皆さんが仰るように「ディズニーが好きだから」過酷な状況でも、お仕事が続けられるのかもしれません。
介護の現場でどうオリエンタルランドを参考にすれば良いのでしょうか。何か良いご意見はないでしょうか。

こんにちはー。お返事が遅くなってすみません。

「オリエンタルランドのようなサービス」という発言が、本当に根底にある制度や理念といったものを理解したうえで、目に見えるサービスがどのように成り立っているかまで理解しての発言なのか、単に客としてディズニーランドに行って、一般的な人のようにすごいね!と思った程度での発言なのかによって変わってくると思います。
後者であれば、「・・・として大切なことはディズニーで学んだ」系の適当な本(ディズニーは素晴らしい!ということが前提にあるので、メルヘン思想と名付けてます)を読めば満足出来ると思いますが、前者であればなかなか良い文献を見つけるのは困難だと思います。が、真剣にその課題に取り組むのであれば、前者でないといけないでしょうね。

では、前者だとして、おすすめ出来る文献をあげるとなると、

・西村 秀幸(2002)『ディズニーランドとマクドナルドの人材育成術』エール出版社。
はいかがでしょうか。同じくアルバイトを活用している企業であるマクドナルドと共にTDRが取り上げられている文献で、いかにしてアルバイトでまわすかという話が載せられています。
また、TDR関係かは不明瞭ですが、
・二神 能基(2012)『ニートがひらく幸福社会ニッポン』明石書店。
p.9から、某アミューズメント施設で働くアルバイトの話があります。おそらくTDRだと思って読んでいたのですが、少ない賃金で幸せに過ごす話が出ています。

くらいでしょうか。
この文献をあげた理由は、以下の通りです。

介護業界というのは、小売業のように人件費にお金がかけにくく、低賃金であると聞いています。
このことから、低賃金でも仕事自体に魅力を生み出すこと、あるいは、低賃金でも私生活を充実させられること、のどちらかが人のやる気を出す(=サービスを高める)のに必要だと考えました。
そこで、1つ目にあげた文献は、いかにアルバイトのやる気を出すかという点で参考になります。
2つ目の文献は、お金よりも生活の満足に重点を置いた新しい考え方に焦点を当てており、経済性よりも人間性の追求ということが書かれています。これは、賃金をあげたくてもあげられない業種にとっては、賃金以外の方法で人のやる気を出す方法の1つだと思います。というのは、賃金を高められない分、私生活に重点を置いた生き方が可能なようにしてあげることで、生活全体が豊かになり、しいては仕事にもやる気を出せるようになるのではないかということです(TDRがそうではないだろうということは本ブログ記事で書いた通りで、OLCを参考にというよりはアルバイト活用をどう捉えるかということに若干飛躍しますが)。

参考になれば良いのですが…

追記になりますが…

「オリエンタルランドのようなサービスを目指してください」という課題に対しての答えとするならば、以下のようになると思います。

低賃金でも仕事自体に魅力を生み出す場合
 →OLCがどのように仕事を魅力的にしているかを示し、自社でも仕事を魅力的にすることが必要である。

低賃金でも私生活を充実出来るようにする場合
 →自社ではOLCのように仕事を魅力的にすることは困難であるので、同じように低賃金で人を引き付ける方法として、私生活を充実出来るようにすることが必要である。

 

また何かあればぜひコメントください!

たいぶ前の記事ですが、オリエンタルランドはほぼカルト宗教的な組織といえると思います。

実は私はオリエンタルランドにバイトで潜入したことがあります、警備職でした、訳のわからないディズニールックの強要や1日の日当が消えてしまう、警備職に必要な商品を買えと強要する手口に私はあきれて、仕事を辞退しました。

また、交通費は一応は支給されますが、実態は会社側で指定した、交通ルートでいかなければいけません、理由は一番安いコースを指定しているのです。

夢や魔法と言っておりますが、訳のからない綺麗事を並べ、用は労働者を洗脳しているのです。

その後に警備会社に入社したのですが、ここも、人間牧場であり、まさにNWOの世界です。

オリエンタルランドは大企業ですが、実際は零細のカス警備会社と同様の劣悪な労働条件で雇用しています。

あくまで労基法は最低限の法令などで、使用者は社労士・弁護士に命じ最低限のルールさえ守る規定をおいとけばいいんです。

労働者を大切にする精神などオリエンタルランドには欠片もありません。

こんにちは。コメントを頂いていたのにお返事が遅くなってすみません。

OLCはカルト的ブラック企業(ブラック企業はすべてカルト的ともいえそうですが)なんでしょうね。
以前目にした↓の記事にも、
>本書の「間違った考えに染まった後輩を変える!」という項目も相当に刺激的だ。そこでは、著者が実際に行ったという「キャストの意識改革」を披露。その改革とは、「すべてのゲストにハピネスを提供する」というディズニーの“ミッション”を浸透させるべく、朝礼・終礼はもちろん、口癖のように正しいミッションを繰り返すこと。特に新しく入ってきたキャストには徹底的に教え込み、同じ考えを持ったキャストにしかトレーナーは任せなかったそう。さらに「どうしても私に賛同できないので、他部署に異動させたり退職させたりせざるを得ないキャストも(いた)」とさえ書き綴っている。
>そうして「職場全体の意識をひとつに」することができた時のことを、著者は「人間って、変わるものなんだ」と実感した……と振り返る。あたかも感動エピソードのように、しみじみ著者は述べているが、要は自分とは違う考えのキャストを他部署に追放したり、退職に追い込んだ、ということではないか。
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130829/Bizjournal_201308_post_2799.html?_p=2

というカルト的な特徴が端的に現れている一文がありました。

日本では大企業は雇用の質・量ともに安定しているように思われている節があるようですが、OLCの例も含め、労働者を大切にしているとは到底いえない現状にあると思います。
いったいどこで働けば人間らしく扱ってもらえるのでしょうか…?

ちょっと間違えていると思います。
雇用時に条件を言われて雇われているはずです。
みんな社員にはなれません。優秀でないと。

非正規雇用ベスト100 の記事で67位の
オリエンタルランドを見てこちらに来ました。
アップされている日付は数年前のものばかりですが
4月から非正規を労働組合に加入という変化はあれど
働く環境や状況は全く変わっていません。
また その記事とは 異なってしまいますが
人手不足と言いながら 受けたけれど採用されない
なんらかの理由で退職したけれどやっぱりキャストに戻りたい
非正規ながらキャストにあこがれ 面接後採用待ちの人が沢山います。
その登録期間が短くても3か月 長いと半年にも及びます
その間 受けたひとは採用を信じて待ち続けます 次の仕事は決められず
ずっと信じて待つのです。
そして 採用不採用の連絡がないまま
登録期間が終わり また面接に行くという繰り返し
まず 面接を受けて合否を伝えない事は
普通ではあり得ません。
それによってキャスト採用待ちプアーが
生み出されていると思います。
その人数は相当の数に及ぶのではないでしょうか
そういった傍ら 名古屋 大阪まで採用面接会を
行っています。
採用されたとしても 社員寮など福利厚生は何もありません。
採用雇用者に対して様々な問題があるオリエンタルランドですが
それ以前の採用の在り方は何も問題が無いのでしょうか。


コメントする  ※波形(nami.gif)はシステムの都合で?と表示されますので、ーをご使用ください。

ウェブページ

Disney Parks - 海外ディズニーパークのことなら、Disney Parks.info

2017年3月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

このブログ記事について

このページは、K Fanが2011年9月29日 15:10に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「参宮線開通100周年記念号」です。

次のブログ記事は「続・オリエンタルランドの労働問題 - イクスピアリのアルバイト求人について」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。